△▽

「着いた」

門をくぐりながらつぶやく。



ーー ドドドドドドドド



物凄い足音。スクバの中のものがぐちゃぐちゃになってそうな音もする。



振り返ると

後ろから1人女の子が走ってきた!?




「やーばーいー!! ちーこーくー」
キャーキャー叫びながら走ってくる。




ん!?


遅刻!?


「やっば」



ーー タタタタタタ
私も走り出した。



その、女の子が通り過ぎた時、懐かしい香りがした。


この香りは…