アラームの音がうるさい…
スマホ…無い落としたか
あー…違う多分机の上か取りに行かないと
重たい体を起こして止めに行った
「6時半か…結構普通に起きれたかな」
そう呟き真新しい制服を見る
ノリがまだついていてピンと貼っている
ワクワクしだした
高校になってから一人暮らしも心配だったけど案外いけた…うん多分
少し…いや…かなり散らかった部屋を歩き制服を着、家を出た
別に新入生ってわけじゃない
いわゆる転校生だ
前の学校で少し…いやかなり、か
まぁ面倒を起こしただけだ…転校みんな変な目で見るよなぁ
「少し憂鬱かも…」
「なにが?」
不意にそんな声が聞こえた
「きゃぁぁぁ?!」
「あはは!凄い声!そんなに驚かないでよ」
いや驚くわ!なんて言葉は飲み込んでしまった
「誰…何の用」
あぁ…我ながらひどい態度だ…
「酷いことしないから警戒しないでよ〜僕は君と同じ学校の生徒だよっ!」
「いや知らないし」
そんな語尾に星がつきそうな感じで言われても私転校だし…
「えぇ…僕案外有名なんだけどなぁ知ってたから驚いたのかと思ったんだけど…うーん残念!」
何がだよ…
そんな呆れながら歩いてると
「総!」
「なんだよ叶」
「朝からナンパすんじゃねぇぇ!」
おぉ…ハスキー声とソプラノ声の大声の喧嘩は凄いね…頭がキンキンする
「ナンパじゃないよ口説き中♡」
「どっちも変わんねーだろ!」
ご最も
「ねぇ」
「可愛くね?この子」
「知るかぁ!」
「うるさい!!」
「「はい!…え?」」
あ…やっちゃった
この声通るんだよね