「たい焼き2つ…」

お店の人から裸のたい焼きを受け取る。
あつっ!!!!
はふはふしながらたい焼きを持って帰ろうとする。

川の上にかかる橋を歩いていた時だった。

ドォン!ドォン!!

人混みの中、空を仰げば満開の花火。
思わず立ち止まってしまう。

「綺麗………」

ぼーっとしていた私が悪かった。

ドサッ!

バッシャーン!!!!

一瞬のことだった。