「唯歌さんの、ご家族ですか?」


龍が、声をかけた時、昌が水を持って来た。

スッと立ち上がった女の子が振り向きながら



「唯歌は私の……」


と、言いかけて止まった。



え?………カオリちゃん?


なんでここに?



「ど、うして……?」



目を見開いたカオリちゃんが昌をみて、あなたが?と呟いた。