あれから、何日か過ぎた。

毎日、優か龍が来る。

お手伝いの人には、体調が悪いと伝えて食事も部屋に運んでもらった。


現実に生きてることが不思議だった。


喉が渇くし、トイレにも行く。


腹は減らないけど、いつの間にか眠るし、太陽も眩しい。


何もしてないけど、時間は過ぎる。



ある日の昼過ぎ、パタパタと足音が聞こえてドアがバンッと開いた。



昌と優だった。