「ニシダ……ニシダ…ユイカ……?ねぇ…?」 ブツブツと昌が真顔で唱えるように唯歌の名前を独り言ちていた。 「なんだ?どうしたんだよ?」 龍の問いかけに、イヤイヤ、別に……と笑ってトイレに行った。 昌の謎の行動に、龍と顔を見合わせた。