新学期が始まった。
9月は唯歌が用事で忙しそうで、週末のデートは出来なかった。
平日はゆっくり会える日もあった。
何度か肌を重ねるうちに、唯歌も馴染んだ。
あっという間に、10月になった。
俺の部屋で、中間テストの勉強をしていた。
期間がたまたま一緒だった。
多分、唯歌は賢いのだろう。
分からないと嘆くこともなく、黙々と勉強している。
俺も困ることはないから、図書館のように静かに勉強していた。
唯歌が顔をあげる気配がして、俺も顔をあげた。
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