夏休みでも、毎日会えるわけではない。
優たちとつるんでる時間の方が長い。
8月になり、溜まり場で喋ったりゲームをしているとスマホにメッセージが届いた。
唯歌から、明日は学校に行く、と珍しく予定を知らせてきた。
“昼からも時間あるけど、会える?”
“じゃあ、ゆっくり昼飯食おう”
“分かった、明日は昼過ぎに”
“了解”
明日は、家に誰もいないはず。
健全な青少年として、ちょっとした期待を持っていることは、自分の心に隠しておいた。
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