「何、やってんだ?」


そう言いながら目が潤む。俺の涙腺は今日は壊れているらしい。

「ビックリしてくれた?……さ、行こうか」


昌がパーカーを肩にかけてくれる。


「それ着て、行こう」



優が俺の肩に手を置いて引っ張り、少し離れたところに置いてあるバイクのところまで来た。



優の後に乗って、着いたのは毎年バーベキューをしていた海岸だった。