なんとなく、沈黙が続いた。
「教室、戻ろっか」
「おー」
あたしは、あおと並んで教室に戻った。
どうしよう、明日からは4人で一緒にいることになる。
嬉しいけど…。
重い気分のまま教室に戻ると、はづきに話しかけられた。
「りほっ、最近私とひかるさんのこと2人きりにしてくれてるよね?ありがとう、!」
ダメだ、言わなきゃ。
あたしもひかるが好きだって。
明日からはまた4人でいたいって。
「…き」
勇気が無くて、小さな声ででしか言えなかった。
「え?」
案の定、聞き返される。
「…ごめん、りほもひかるのこと好き」
言っちゃった。
もう戻れない。