始まってから誰も攻撃をしない。


ただ、避けるだけだ。



「お前、熱大丈夫のか?」


「あー、ま。大丈夫だろ。」


「無理はするなよ。」



それは保証できねぇ。



「おい、湊。なんでお前ら攻撃しない?」


「疲れるだろ。それに、コイツらの力も確かめておきたかったし。」


「はぁ、まじかよ。怪我したらアイツらに怒られんぞ。」



確かに。