結婚式当日。

「おい!葵!そろそろ出ねーと結婚式間に合わねぇぞ!ってか、俺とお前が一番に海里と香織さんの晴れ姿みるんだぞ!!!?」

海斗が部屋の前で叫んでいる。

ごめんね。海斗。私、準備はしたけどやっぱり行けないや。

「海斗。ごめん。私行けない。」

「はぁ?何言ってるんだお前。自分で苦しそうに笑いながら海里に一番に晴れ姿見るとか言ってただろ!?」

海斗は怒りながら、でも、海斗も苦しそうな顔をしながら私の部屋に飛び込んできた。

「そうだけど。。。でも、私は行けない。」

私はたぶん海里とおねぇちゃんが誓いのキスする時心から祝福出来ない。

どこかに海里が好きな自分がいる。