「なんかお金の話ってつまんないね!よし、ビル行こう!!」
「つまんないで終わらすな。…まあもう飲み終わったし、行こっか。」
『そうですね!』
「…お、大きくない?」
「へ?そうなの?」
『…じ、充分大きいですよ…!よく侵入しましたね!!?』
「まあ過ぎたことだ。よし、我はもう行く!」
「えっ!速!ちょ、ちょっと待って華子ー!!!」
『二人共!走っちゃダメですよ!というか許可取ったんですか!!!!…あ、聞いてないですね…。…あ、警備員さん。』
「毎度毎度困っちゃうよ…。せめて許可証を取ってからだね入ってほしいよ。」
『ほ、ホントにすみません。毎度迷惑かけてしまって…』
「まあもう慣れたけどね。」
『でも簡単に入れていいんでしょうか…?』
「本当はダメだね。今すぐ家に電話。」
『ですよね…。』
「でもおじさんもう疲れたから捕まえる気力もないんだよ。」
『…あ、はい。』
「だからもういいやと思って見過ごしてるね。」
『え、それ職務上ダメですよね!?』