「このあと、時間ある?」

そう聞いたショウは、真剣な顔をしていた。 


「うん。」


バイトを必死に終わらせて、ショウの所に行く。 


「どうしたの?」


「マユ、こんな所で働いてたんだな。」


「…そうだよ。」


普段と違った口調に驚いた。 


もう、キャバ嬢とボーイじゃないからね… 


「なんで辞めたんだよ?」

ショウ…


あなたがきっかけなんだよ? 


「アハハ…なんでだろうね?」


「本気で答えろよ!!」


気づくと、壁に押し付けられていた。