あの人には私じゃなくて

他に落ち着ける居場所が出来たのかもしれない。



もし、そうならば。




私は邪魔者でしかない。







せめて、落ち着けるようにと頑張った掃除だって
もしかすると意味を成していなかったのだろうか。


私こそが、彼の落ち着ける場所を

奪ってしまっていた、?




そう考えればパズルが完成する。



私の声に返事を返さないことも、

朝ごはんを食べないことも、

お弁当を置いていくことも、

家に帰るのが遅いことも。



私、だからなのか。


そうか、そうだったんだ。



なんて馬鹿なのだろうか私は。