中学時代もバスケ部だった斗真の傍にいたいと思った私は、男子マネになったのだが…。

当時から、なにかと目立っていた斗真のことが好きな子と言い合いが絶えなかったのだ。

私もこんな性格だから、それらに立ち向かっていくその姿に腹を立てた斗真のファンクラブの子から毎日のように嫌がらせを受けるようになった。

結局、それがもとで体調を崩した私を心配した斗真にすべてバレ、私が寝込んでいる間に斗真がすべて解決してくれていた。

その日から、斗真との距離を感じるようになった。

あの時、寝込んでた私の手を握って何度も何度も謝っていた斗真の姿を今でも忘れない。

そのことがあってから、斗真のファンクラブはなくなったと、のち私の耳に入った。