さっきの……


人?


なんで?


「猫ちゃん
その子を放して!!
今日からその子は私の家族なんだから!!」


「ニャーァ?」

「早く~

はい」

スッ



「くまちゃん
あなたは今日からうちの子よ♪」



えっ
もしかして
僕は
拾われるの?


....やったぁー



でも、できれば
ご主人の元に帰りたかった…なっ。



少女に拾われた僕


僕は
これから
自分があんなことや、こんなことに使われるなんて…、思いもしなかった……。


―――――――

ルンルン♪♪

「ほら
車危ないから」



キキー(車がとまる音)


バタン

Σ「ベア」

ガサゴソ

(さっきまでベアはいたのだけど、ベアは拾われてご主人とすれ違いになってしまった)

ハァハァ

「ベア…
なんでいないの?」


「ベア
ごめんね。
僕が...、僕が間違って…、捨てちゃったから……。」


ベアのご主人は使い(オレ)に泣きながら
「ねぇ
ベアもぉ戻って来ないの?」
っと聞いた


聞かれたオレは困った

「えっ
そんな……」


それもそうだ

ご主人は自分が間違って捨ててしまったと思っているが、

本当は、オレもぉ古いからいいやぁっということで、捨ててしまった。


だから、
オレは
ここのゴミ捨て場にあることを願っていたけど、ないことでめちゃめちゃ困っている



「…………グスッ……ヒック……グスッ……グスッ……」


チラッ

チッ
くまのぬいぐるみごときであんなに泣きやがって


俺なんて………
俺なんて俺なんてなぁ~
お前の子守ばっかりで彼女には、フラレルは
俺が泣きてぇ~よ~


まっ


こうゆうガキは
新しいおもちゃ買って
泣きやますのが一番....なんだろうけど、………チラッ

もぉこいつそんなおもちゃ買って貰うような年かぁ~

まっいいかぁ


アイツの親父にチクられたらたまんねぇしなз


口止め料だぁ~