作戦は夜に罠を仕掛けて明け方に取りに行くといったものだった。



取りに行った時入っていた虫は目当てのものではなかった。




でも、山の麓の公園で見た紫と赤のグラデーションの夜明け空が綺麗だったと2人で興奮したのを覚えている。




「ねっ悠太!あの空、凄かったよねぇ!!」



悠「わかる!あれはきれかった!何かこうワァァって!!」



友達に「分かんねーよ!」と突っ込まれながら、夏休み中も夏休み明けも自慢し続けた。







悠太と見た、初めての暁の空。