「繋がってるね。それを感じると、なおさら感動する。東京から見ても、北海道から見ても、沖縄から見てもきっと重なってるところがあるんだろうなぁ……」




少しずつ登ってくる太陽。



太陽はまた見えていないが、周りはだいぶ明るくなった。





「悠太っもうすぐ日の出だよ!初日の出!」





そう言って悠太の顔を見ると、目から涙が溢れていた。





「……ゆう、た……?どうしたの?……なにかあった?」




日が出た時、悠太は小さい声で言った。







悠「……俺、高校は……県外、なんだ……」







「……え?」