ある日、進路希望調査が配られた。 「悠太ー、どこ書いたの?悠太なら賢いし天音高校とか?」 いつものように話しかけるが、悠太は頑なに話さない。 悠「俺そんなに賢くねーしっ!ハードル上げんなよ!」 それ以上のことは絶対に言わないのだった。 そんなに言いたくないのならとそのときは引き下がったが、毎度テストの点数でさえ普通に言い合っていたので寂しかった。 その頃から、悠太は先生に呼ばれることが多くなった気がする。