授業中に手紙を回したり、小テスト前に問題を出し合ったり。


分からないところを教え合ったりもした。




もう一緒に帰ることはなかったけど、昔に戻ったみたいで毎日が楽しくなった。





「悠太、あの時声をかけてくれてありがと!」




あるとき私がそう言うと、悠太は笑いながら言うのだった。





悠「だって中学上がるまでずっと一緒だったし。……でも正直綾音変わりすぎてたから緊張した」




怖くて話しかけられなかったわたしと、緊張しながらも話しかけてくれた悠太。


初めて、悠太をかっこいいと思った。






コ「ねぇっ、綾音って悠太くんのこと好きなの?」



「えっ」