「ちょっと遊美! 何言ってるの!」



「そうよ、遊美! 家出てどうするの?」



「……グゥ。」



「いいんだよ、お母さん、円お姉ちゃん。ついでに遊三。私だってそろそろこんな家、出たいと思ってたんだから。」



「家を出て、それからどうするんだ?」



「ツイッターのフォロワーさんに泊めてもらうからいいもん。あとは、バイトでもなんでもするから。」



私は立ち上がって、強制的に会議を終わらせた。



そして、リビングの扉の前で一礼。



「お父さん、お母さん、円お姉ちゃん、ついでに遊三。今までお世話になりました。さようなら、失礼、グッバイ!」