「ちょ、ちょっとお父さん。いくらなんでもそれはやり過ぎじゃ……。」



そうお母さんがフォローを入れる。



「そうですよ、おじさん。ほら、遊美(ゆみ)。おじさんに謝りなさい!」



横で円お姉ちゃんが私の肩を叩く。



遊三は……寝ている。



「もし、心を入れ替えて学校に行くなら、家から追い出すようなことはしないが。さあ、どうする? ん? どうするんだ?」



私は動じない。



「へえー、つまりはなんですか? 家を追い出すわけですか? へえー、家をねえ……。いいんじゃないっすかねえ。」