「オレたちボランティア部は、今までマーケット部の売れ残りを散々、片づけてやったよな? それなのに、キミはなんて仕打ちをするんだ!」



「そう言われましても……。」



「大体、生物研究部のやつらは、嫌いだ。ゴミの分別もしない。異臭で苦情も多い。ボランティア部があいつらにしてやることなんて何もない!」




「はあ、そう言うと思って、断られたら、こう言えって言われました。」



「なんだ?」



「まむしが死んだ今、エサである冷凍ネズミが有り余っています。ボランティア部でただ引き取ってもらうだけじゃつまらないので、冷凍ネズミを撒きながら、恋ダンスを踊ってみせます。って。」



「冷凍ネズミを撒きながら、恋ダンス? 面白いじゃないか。今日は僕も岡田くんも暇してるからね、是非、見せてもらおうじゃないか!」



……マジかよ。