ああ、オレはとんでもないことをしてしまった。
「母ちゃん、すまねえ……クレジットの支払い、何とかしてくれねえかな?」
「そうねえ……できないことはないと思うけど……。」
オレは、母ちゃんの前で土下座をした。
「頼む! オレ、すっかり目が覚めたよ。酒は金輪際きっぱりやめて、明日からちゃんと学校に行く。就活もする。だから、お願いだ!」
「……そうかい? それなら母ちゃん、払っておいてあげるけど、その代わりいいかい? 約束通り酒もやめて、学校にもちゃんと行って、就活もするんだよ?」
「ああ、わかった。」