「ちょっと待てよ! せっかく拾って来たんだ。これで親孝行しようって思ってるんじゃねえか! いいぜ? 母ちゃんが交番に届けるって言うなら、その前にオレが全部一人で使っちまうから。」
「ちょ、ちょっと待ちなよ……。はあ……そうねえ……それじゃあ、母ちゃんにも何か買ってくれるかい?」
「もちろんさ。母ちゃんにはいろいろ迷惑かけたんだ。バッグでも指輪でも何でも買ってやるよ!」
「そうかい? それじゃあ、欲しいものを決めておこうかしらね……。」
よかった。母ちゃんが喜んでくれて。
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