「なーんだ。あんたなら、止めるんじゃなかったわ。」



ちょ、円お姉ちゃん!?



「飛び込んじゃえ。ほら、飛び込んじゃいなよ!」



「そ、そんなこと言わずに助けてよ!」



「何言ってるの! あんたが勝手に家を飛び出したんじゃない。フォロワーさんだかの家に泊めてもらうんじゃないの? 泊めてもらえなかったの?」



「泊めてもらうには泊めてもらったんだけど……長居できなくて……。」



「当たり前よ、バカ! まあでも、もう安心しなさい。」



ま、円お姉ちゃん……。



「うっかり止めちゃったけど、もう止めないから安心して飛び込みなさい。私はここで、人が止めに来るのをこっちで止めてあげるから。あ、死んだ私のお父さんによろしくね。」



ま、円お姉ちゃん!?