翌日、ちゃんと200円を10円玉に崩して、一目散に学食に向かった。



「お姉さん! お姉さん!」



「はーい。」



しかし、お姉さんというより、オールドなお姉さんが奥から出てきた。



「お姉さんですよー、何にするの?」



「……お姉さんっていつの時代の話だよ。」



「何か言ったかい?」



「いえ、あの……かつ丼を!」



「かつ丼? ああ、ごめんねー。かつ丼売り切れちゃったの。」



「売り切れちゃったんですか? ああ、じゃあもう親子丼でいいです。」



「はーい、親子ね!」



……計算外だ。