「でもさ、すごいよね。10年間も想ってるなんて。」

『うん。』

ふと廊下を見ると、楽しそうに話してる颯斗と姫香ちゃんがいた。
姫香ちゃんは、ふわふわしててすごく可愛い子。

きついな…。

2人を見ているのが辛くなった私は、窓へ目を向けた。