教室で親友の芽依とお弁当を食べていた。

「ねぇ、佳奈。あんた告白しないの?」

突然の言葉にびっくりして、飲んでいたお茶をこぼす。

『っ!? ゴホゴホッ…。そんなのできるわけないよ!』

「はぁ。颯斗モテるんでしょ?そんなんじゃ、とられちゃうよ。」

…そんなこと、わかってる。
でも好きって伝える勇気がない。
きっと颯斗にとっての私はただの幼なじみでしかないから…。