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私の名前は悪沢 妃月(アクザワ キヅキ)
この間、10歳になったばかりの女の子だ
悪沢妃月の父は大きな会社の社長さん
悪沢妃月の母は有名な作家さん
だから私の家はとってもお金持ち
両親は私に甘くて欲しいとねだった物はなんでも買い与えてくれた
そのせいか、私はとんでもないワガママっ子に育ってしまったのだ
虎の威を借る狐の如く、私は身の回りで世話をしてくれるメイドや執事にワガママを言って困らせたのは記憶に新しい
最近のやつだと、雑誌のモデルが身につけていたピアスを私も身につけたいと駄々をこねたことだ
その時両親はいなかったので、注意する大人がメイドか執事しかいなかったのが駄目だったのかな
私を宥めるのに何時間かかったことか
『クビにしてやるー!』が口癖となりつつある幼女はいかがなものかと