「俺が抱きしめたら、頭に顎固定できるわー。」
「ふふ。何それ。たしかに頭一個分違うのもハグしやすいのかもねー。」
「じゃあ、抱きしめていい?って言ってもこの距離間じゃ抱きしめてんのと変わんねえ距離だな。」
うん。満員電車とだけあって近い…。
ほんの少しの間をあけて、勇人は乃愛の背中に腕を回す。
「…!ほんとに抱きしめてきたー。」
「だから聞いたじゃん。嫌?」
なんだか、最近梨沙としかハグしてなかったから心地よい。
乃愛、玲央くんのこと好きなのにこんなことしてていいのかな。
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