教室にはいると勇人がいた。


「…お前泣いた?なんか嫌なこと言われたのか?」


「ちがうよ。ありがとう勇人!」

ほんとに勇人には感謝しかないよ。


「別に。おつかれさま。」


「へへへ、なにそれー」

乃愛が笑うと、勇人が気に食わなさそうな顔をして、乃愛の髪の毛をクシャクシャにした。


「あー、なにすんのー!」


背伸びをしてやりかえした。


「…もう泣くな。笑ってろよ。」


「…え、なんか勇人イケメン。」


「うざ。もういいし。」

ほんとにかっこいいって思ったんだよ。

ありがとう。