「え!?」

私は駅ですれ違った人を見た。

だって蒼に似てたから。
まあ、違う人だけど。

「いるわけないってね。」

私は自嘲的に笑った。

もう涙はでない。

だって決めたんだ。

次に蒼に会うときには
綺麗になって、気持ちを伝えてやる。

だからもう泣かない。