隣に座った君が溜め息をつく





僕はその横顔をただ見ている





どこにでもあるファストフード店の中、
どこにでもある普通の高校の制服を着て、
どこにでもある炭酸飲料に口をつける




この普通すぎる光景の中、ひとつだけ調和を乱すもの、それが




君という存在





他人から見ればなんてことはない、どこにでもいる女子高生だろう





でも僕から見れば君は普通なんかじゃない







あまりにも可愛らしく、愛おしい存在






いつでも快活、まわりに目を配ることが得意な、皆から愛される生粋のボケキャラ





を演じた





誰よりも怖がりで、泣き虫で、人の目を怖がる、僕の大切な幼馴染