｢マネージャー希望、ね…｣



サッカー部の部顧問の先生に言ってみた。


だけど、少し暗い返事…



｢君、マネージャー経験は？｣
｢無いです｣
｢サッカーのことわかる？｣
｢少しなら、、｣



｢ふーむ。今マネージャーの数が足りなくてね。丁度いいんだけどうちの部活ハードだよ？それでも大丈夫？｣




｢がんばります！お願いします！｣



てことでマネージャー決まり！

になったのはいいんだけど…

なんでマネージャーの数減ってるんだろ？



｢お！佐々木！新しく入ったマネージャーだ、色々と教えてやれ｣

部顧問が呼んだのは一つ上の女の先輩。佐々木先輩だ。
クールな外見で少し怖そう…






＿＿＿＿＿＿＿＿



｢はい、覚えることはこんなもんね。
OK？｣


｢はい！がんばります！よろしくお願いします！｣


｢いえいえ。この部活、ハードだから辞めちゃう子多いの。キツすぎたらすぐ言ってね？｣


なるほど、だから数が減ってるのか。





コロコロ…



あ、ボールが転がってきた。





｢すんませーん！ボールこっちください！｣



そう呼ばれて振り向くと渚くんがこっちこっち！とボールを待ち構えていた。