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ある日 見つけてしまった。


君 の 本当の 姿


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「 愛ー!早く起きなさい!
あんた 今日 入学式でしょー! 」


甲高い お母さんの声で起きる。




「 分かってるよー、今起きるー 」



私 佐藤愛 は 今日から
華の女子高校生です。



って 言っても、私の通う高校は中高一貫でメンバーは中学校の頃からの仲なので何も心配いらないんだけどね。




「 ふぅ、よし! 」



鏡で 制服を整えたのを確認して
リビングへと向かう。






「 あ、愛。今日入学式終わったらママと正樹(マサキ)の4人でご飯食べに行こうか 」


お父さんが朝ご飯を食べながら私に聞いてくる。ちなみに正樹ってのはお兄ちゃんのこと!
私と同じ高校で3年生。



「うん!行く!」


朝ごはんを頬張りながら私は返事をした


お兄ちゃんはもう既に学校へ向かったみたい。



やばいやばい、遅れちゃう。





「ごちそうさま!いってきまーす!」





慌ててブレザーを着て私は登校した