「やだ。
 ミカちゃんさ、この家に女子一人ってどういうことかわかってんの?」

『どういうこと?』

すると、ヒカルくんは呆れながらいってきた。

「だからさ、僕もハル兄もカナタ兄も、男だよ?
 しかも、ミカちゃん無防備すぎるし…
 僕だってさ、今から襲おうと思えば、
 ミカちゃんのこと襲えちゃうの。 
 わかる?」

『うーん。
 言われてみればそうだけどさ、
 私なんか襲いたくもないでしょ?』

「はぁ、ほんとに馬鹿なの?
 鈍感なの?」

ハルヤさんと同じこと言われた…

「こうでもしないとわかんない?」

すると、いきなりヒカルくんは私の上に覆い被さってきた。

『ふぁ!?』

「ほんと、なにからなにまで、ミカちゃんって煽るのうまいよね。」

煽ってないよ…?

『ど、どいてください…』

「やだ。」