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お昼休みになって、私の心はさらにずっしりとした重みが増していた。
今から食堂へお昼を調達してこなければならない。
もう私は颯ちゃんの隣でご飯を食べないから、自分で調達しなくちゃいけないし、今まで人に見られながらお昼を食べていたけど、その必要もなくなったのに人から陰口を言われる立場にいる。
だからお昼を調達したらどこかでひっそりと食べようと思う。
『ほらあの子、青井先輩に特別扱いされてたって子でしょ? なのに今じゃ別の子に取っ替えられちゃって不憫じゃん』
『あれならまだ付き合って別の子に乗り換えられる方がマシだよね〜』
……聞こえてるってば。そんなのほっといてよね。
なんて思って、時々胃がキュッとなったり、イライラしたりもするけど、それもほんの一瞬の事だった。
私が話題に上がってる理由は颯ちゃんがらみな訳だから、その颯ちゃんに新しいパートナーが見つかれば、話題は自然と最新のものに切り替わる。
人の噂は75日とか言うらしいけど、私が噂されるのはもって3日くらいじゃないだろうか。
「あっ、青井先輩達じゃん。食堂でご飯食べないんだ?」
1時間目の休み時間、颯ちゃん達を見かけたベンチに、2人揃って座ってお昼を食べている。
まるで、あの時間からずっとあそこにいたんじゃないかと錯覚しそうなほどだった。
「颯……青井先輩は先生達から食堂利用不可の出禁くらってるからね」
「そっか。ってかかすみ、それあんたもじゃん」
「何よその顔。りょうちんは私に付き合って外で食べてくれるよね?」
「えー、私オムライス食べたいから、かすみひとりでお昼食べてよ」
「ひっど! ここまで一緒に来といて⁉︎ 友達でしょ?」
「友達の後ろに(仮)って付けといてくんない?」
「ひっど!」
なんて、りょうちんとやりとりしながら、なんとなくふと颯ちゃんの方を見たら……颯ちゃんと私の視線が合わさった。
お昼休みになって、私の心はさらにずっしりとした重みが増していた。
今から食堂へお昼を調達してこなければならない。
もう私は颯ちゃんの隣でご飯を食べないから、自分で調達しなくちゃいけないし、今まで人に見られながらお昼を食べていたけど、その必要もなくなったのに人から陰口を言われる立場にいる。
だからお昼を調達したらどこかでひっそりと食べようと思う。
『ほらあの子、青井先輩に特別扱いされてたって子でしょ? なのに今じゃ別の子に取っ替えられちゃって不憫じゃん』
『あれならまだ付き合って別の子に乗り換えられる方がマシだよね〜』
……聞こえてるってば。そんなのほっといてよね。
なんて思って、時々胃がキュッとなったり、イライラしたりもするけど、それもほんの一瞬の事だった。
私が話題に上がってる理由は颯ちゃんがらみな訳だから、その颯ちゃんに新しいパートナーが見つかれば、話題は自然と最新のものに切り替わる。
人の噂は75日とか言うらしいけど、私が噂されるのはもって3日くらいじゃないだろうか。
「あっ、青井先輩達じゃん。食堂でご飯食べないんだ?」
1時間目の休み時間、颯ちゃん達を見かけたベンチに、2人揃って座ってお昼を食べている。
まるで、あの時間からずっとあそこにいたんじゃないかと錯覚しそうなほどだった。
「颯……青井先輩は先生達から食堂利用不可の出禁くらってるからね」
「そっか。ってかかすみ、それあんたもじゃん」
「何よその顔。りょうちんは私に付き合って外で食べてくれるよね?」
「えー、私オムライス食べたいから、かすみひとりでお昼食べてよ」
「ひっど! ここまで一緒に来といて⁉︎ 友達でしょ?」
「友達の後ろに(仮)って付けといてくんない?」
「ひっど!」
なんて、りょうちんとやりとりしながら、なんとなくふと颯ちゃんの方を見たら……颯ちゃんと私の視線が合わさった。