「わ、私ももっともっと、雨宮くんといたいんだよ…!!
だって、私…!」

「橋本さん…」

その声に雨宮くんを見上げる。

雨が、目の中に留まって落ちて、世界がキラリと光っているようでした。


「…好きだよ」


───あ…


そこには、あの日と同じ笑顔がありました。


私はもうこの笑顔を見た時から、雨宮くんを好きになっていたような気がします。


「…わ、私もです…」