「まぁ2.3ヵ月のことだから大丈夫よ!」



「に、2.3ヵ月!?」




さっきからお母さんの口から飛び出してくる話にいちいち驚く私。




「そんなに心配しなくても大丈夫だってば!お母さんだってちゃんと考えてるんだから」




コーヒーをすすりながら、ピースサインを向けてくるお母さんに少し嫌な予感がした。




「連れてはいけないけど、大事な1人娘を放っておくわけないでしょ?だから、もう手は打ってあるの」




じゃじゃーん、と自分で効果音を付けながら分厚い手帳から取り出されたのは小さなメモ用紙。









「お母さんが帰ってくるまではここで暮らしてね」