予想もしていなかった内容に声を上げたのは、私。




だって色気特集なんて、雨宮さんの色気特集なんて!!



絶対それなりのサービスショットなんかがあるわけで、そんなの直視できないって…!





「あはは!可愛いねぇ」




カメラマンさんやアシスタントさんたちに笑われて、さらに顔が熱くなる。




「まあ全裸になるわけじゃなし、大袈裟だ」




「当たり前ですっ!!!!」





雨宮さんの馬鹿!!!追い討ちかけないでよっ!!




「……なに想像してる」




「し、してないです!!」





恥ずかしさのあまり俯いていると、器用に腰を折り曲げた雨宮さんの顔が覗き込んできて、にやりと妖しく笑う。





「そんなに見たいなら今日あたり脱ぐか?」



「脱……!?!?」




「ふ、くくっ」





…雨宮さん、完全に楽しんでる。





「もう、笑いすぎで、わっ!」



「行ってくる。持ってろ」





このままやられっぱなしでいるわけにはいかない。



意を決して顔を上げたのに、ばさりと落ちてきた何かに視界を塞がれて雨宮さんに逃げられてしまった。