その日の帰り道に私はふと、ある場所に赴いた。
住宅街の側にある小さな公園。
もう何年も昔、私と七宮くんはよくこの公園で私たちが大好きな曲を口ずさみながらキャッチボールをしていた。
“グラウンドに輝く エースナンバー
僕は君と此処まで来たんだ
見つめる先は勝利しかない
此処に来た証をグラウンドに 刻め
此処に来た証を勝利として 刻め
君と目指した夢の舞台 いざ舞い上がれ”
人気野球アニメの主題歌だった曲のワンフレーズ。
私と七宮くんはこの歌で野球の世界に惹かれた。
私がこの場所に赴いたのには訳があって。
勝利祈願をしに来たんだ。
公園には小さな石像があって、私たちは何かがある度にその石像に願掛けしてたっけな。
私はその石像の前に立って手を合わせる。
“明日、私たちに勝利をください。どうか、甲子園に行けますように”
祈願し終え、公園を立ち去ろうとした途端
驚いた。
住宅街の側にある小さな公園。
もう何年も昔、私と七宮くんはよくこの公園で私たちが大好きな曲を口ずさみながらキャッチボールをしていた。
“グラウンドに輝く エースナンバー
僕は君と此処まで来たんだ
見つめる先は勝利しかない
此処に来た証をグラウンドに 刻め
此処に来た証を勝利として 刻め
君と目指した夢の舞台 いざ舞い上がれ”
人気野球アニメの主題歌だった曲のワンフレーズ。
私と七宮くんはこの歌で野球の世界に惹かれた。
私がこの場所に赴いたのには訳があって。
勝利祈願をしに来たんだ。
公園には小さな石像があって、私たちは何かがある度にその石像に願掛けしてたっけな。
私はその石像の前に立って手を合わせる。
“明日、私たちに勝利をください。どうか、甲子園に行けますように”
祈願し終え、公園を立ち去ろうとした途端
驚いた。