言葉通り私は今、航にサンドされています。

顔が近すぎて睡眠どころではないのですが。



ちょっと下向こうかな…。
さすがに顔を目の前にしては眠れない…。


と、下を向いたのが間違いでした。

目線がちょうど首とか鎖骨らへんになったんだけど…、それがもう…セクシーすぎて…。


鼓動がどんどん早くなって大変。


「んぐっ…」


距離を取ろうと力を入れたら逆に航の胸に頭を押さえつけられてしまった。


航の匂いっていうか柔軟剤の匂いなんだけど、ドキドキしつつやっぱり離れたくなくてあっさり諦めた。



「これが落ち着く…おやすみ」


私を包み込むようにして言葉を発したから、脳内に直接声が響く気がしてより一層ドキドキした。


しかも少し掠れてるし。
セクシーすぎでしょ。


写真集とか出してくれたら誰の目も気にせず航の鎖骨とか首とか顔をまじまじと見れるのにな。

こんなに近いのにろくに顔も見れないなんてもったいない。