声のした方へ振り向くと
カーテンの隙間から射し込む光が彼の茶色い短髪を照らした。
そして、一瞬にして身体中に電気が走った。

それが始まりだったー。

『俺、松本 春(まつもとはる)。君は?』

『わ、私は陽花』

『よろしくね、陽花』

私に向けてくる、彼の笑顔。
眩しすぎるぐらいに、彼が輝いてる。