「チェリーちゃん。あの子と友達でいてくれてありがとう。名前、呼んでくれてありがとう。あだ名つけてくれてありがとう。ほんとに、あの子は幸せだったと思う。ほんとに、ほんとに……」
「おばさん……なんで、なんでさくらなの? なんでさくらは死ななきゃいけないの。さくら何もしてないじゃん。いいやつだったじゃん」

おばさんは黙って私の肩を抱いてくれた。






こんなことになるなら。
告白しておけば良かった。
ふられてもいい。
この想いを閉じ込めたまま生きていく方が辛い。

あまりにも、非現実的すぎて受け入れ難い。
受け入れたくない。