えっ!


私はぐりんっと振り返る。
そこには……大好きな人が……


「横山くん……」


彼は1歩、2歩、私に距離を縮めてきた


「陽菜の好きな人は誰なの?」


ぐいっと私の涙を手で拭いながら聞く


「横山くん……が好き。このひまわり畑で会った時から……ストラップお揃いで運命感じたよ!」


あの日、ひまわり畑に来なかったら
あなたと出会うことなんてきっとなかった。