だけど
1番イタいとこをつかれて
言葉が出てこないあたしを見て
「…いつか教えてやるよ」
って、ニカッて笑ってくれたんだ。
思い違って、すれ違って、
過ぎた時間は長いけど。
これから2人で
その時間を埋めてきたいな。
目の前にある笑顔にあたしは
「だいすき―――っ」
って抱きついた。
まだまだ知らないことだらけのあたしたち。
だけど時間はいっぱいあるから
ゆっくりゆっくり
佐伯くんのことを知ってくよ。
嫌い同士から
好き同士になったあたしたちの恋は
まだ、始まったばかりだもん♪
〜side−紗弥〜
END