ど、どうしよう… 捻っちゃったよ!! 顔が真っ青になってくのが 自分でもわかる。 あ、あとちょっとなのに… あたし、これで終わりなの? ざわめく体育館や 仲間の不安な顔に 嫌なイメージが頭をよぎる。 俯いて痛みを堪えてると 不意に目の前が暗くなった。 「最後までやりたい?」 聞こえた声に顔をあげると そこにいたのは 佐伯くんだった。