…むかつく。

すっごいむかつく―!!!



なんなの!?

あたしが嫌いなら嫌いで

関わらなくていいようにすればよくない!?





なんで…



なんで…



「わざわざ面倒くさいことするなぁ―――!!!」



「紗弥、落ち着いて??」





苦笑いしながら

隣でサンドイッチを食べるのは亜希。



亜希の綺麗なショートヘアーが

風にさらさらとなびいて

大人っぽい顔が

なんだか色っぽくも見える。



ここは中庭。

今は亜希と2人で

お昼ご飯を食べてるんだ。





「だってさ

有り得ないでしょ!?」



一生懸命力説してるのに

亜希は笑って相槌を打つだけで。


はぅ…

なんか虚しい…